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人間には得手不得手があるという話

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今年に入ってから3回しかレッスンに行っていない分際のホッチキス。 師匠と私のヒマな日がことごとく一致しなかった感じなのですが、それにしたってもう 2ヶ月以上レッスンを受けていないってのはどーよ…と思いつつ、先日先輩ニコラーと 「ランチ兼ダベり兼、練習会」を催したのでございます。 練習会では、先輩作成の二重奏楽譜を合わせてみたのですが。 これがなかなかステキにイカしておりました。 「先輩、めっちゃいいじゃないですか、この『森のくまさん』は!!」 先輩のアレンジによる『森のくまさん』二重奏楽譜。 試しに二人で弾いてみて、そのあまりの美しさにホッチキスは思わず感嘆の声を あげました。 先輩 「いいでしょう? 『メリーさんの羊』もどう?」 『メリーさんの羊』二重奏も秀逸なアレンジで、ホッチキスは改めて先輩に 尊敬の念を抱きました。 ホッ 「素晴らしい。このメリーさん…!」 先輩 「さすがはホッチキス。初見できっちり弾けるなんて」 ホッ 「え~、そんなことは… (ドヤぁ!!)」 ・・・みたいな仲良し先輩後輩ぶりを炸裂させつつ練習し、二胡トークも いたしました。 先輩は二胡教室の先生で、ホッチキスも細々とながら生徒がいますので、 「指導について」は定番の話題だったりします。 どの教室でも「スジが良い人ばっかり集まる」とか「音感のない人ばかり集まる」 とか、そういう極端なことはないワケで、いろいろなタイプの生徒さんが混在して おります。 そして、これは大きな声では言えませんが、教える講師自身だってそもそも オールラウンダーではなく、苦手分野が必ずあります。 優れた先生でも、苦手(というか、好き嫌い)は絶対にあるはずです。 ちなみにホッチキスは「楽譜(数字譜)が読めない生徒」が苦手です。 ワタクシは西洋楽器の経験があるので、五線譜も読めます。 ……が。なぜか、いつまでたっても五線譜は好きになれませんでした。 なんてーか、「わかるんだけど、馴染めない」というか。 それが! 数字譜ですよ。初めて見た時、衝撃でした。 こんなにもわかりやすい楽譜が、世の中にあるのか、と。 まず、なんといっても#や♭をほとんど使わずに表現できる点が素晴らしい。 視覚的にすっきりしているのも、ホッチキスのような単純頭脳の人間には好ましい。 五線譜など、ただでさえ5本も横線入ってんのに、中に入ってるオタマジャクシが さらに黒っぽくてパッと見「バーコードに黒ゴマをまぶした感じ」の黒々さ加減で ございます。 数字譜の読み方は特に教わった訳ではないですが、感覚的にすぐ身につきました。 自分自身がここで苦労していないので、「譜面が読めない人」への対処の仕方が 分からないのです。 (もちろん説明はするのですが。でも、音を聴いて数字譜との対応関係が 取れない人は、「説明」してもわからないことがほとんどです) そのため、ホッチキスは「数字譜がわからん」と訴える生徒に対しては、 1. 五線譜でどうぞ! …と巫謝慧のテキスト(五線譜並記)使用 2. 五線譜が読めないアナタは耳コピーでどうぞ! …と賈鵬芳のテキスト(CD付)使用 3. 五線譜も耳コピーもムリなアナタは、もう細かいこと気にせず   情熱の赴くままにどうぞ!(=放置) …てな感じで。 上手いこと教えられないんで、教材を与えて後は放置ですすまないすまない今までに放置してきた生徒達よ何だったら今からでも天◯二胡学院に行ってもらって構わないです先生もステキなことだし! それはそうと、先輩の苦手な(嫌いな)生徒はどんなタイプのニコラーかというと。   拍がとれない人 …みたいです。 付点が取れなかったり。 三拍子が取れなかったり。 重奏してて、パート毎に違う動きになったりすると途端に入れなくなってしまったり。 要するに「リズム感が悪い」ってやつですが。 こういう人ってあんまり直らないので、指導がヤだという気持ちはわかる気がします。 しかし。 ホッチキスは、指導者側の気持ちがわかると同時にリズム感が悪い人の気持ちも わかるというか。 なぜなら、ワタクシもリズム感に難ありだからです。 さすがに「付点が取れない」とかそんなことはないですし、変拍子でも 着いて行けなくはないのですが。 「リズムを崩すのが苦手」なのです。 いー感じにリズムを揺らしたりするのが難しい。 『光明行』を弾いた時なんて、アナタ。   メトロノームかよ!? …的なツッコミを頂戴し、お師匠をあきれさせてしまいました。 いくら行進曲でも、そこまでずーーーっと一定である必要あんのか…みたいな。 自分ではあんまり自覚なかったのですが。 「普通はテンポキープしようとしても揺れるものだ。小さい頃に何かそういう訓練を 受けたのか」と師匠がおっしゃるので、相当なんでしょう。多分。 それにしても、そんな人間メトロノーム的な特訓を幼少時に受けるって。 どんな謎組織の人間ですかホッチキス。 ともあれ、楽譜に明確な指示があれば切り替えもできますが、 自分の判断で格好良く揺らすとか、難しい。格好良く溜めたりするのも難しい。 これは、「三拍子なんて難しい」ってのと、一体何ほどの差がありましょう。 そんなわけで。 先輩と『赤とんぼ』の重奏に入った時、カッチョよく間をあけている先輩に 合わせ切れず、普通に一定のテンポで弾いてしまったワタクシ、ホッチキス。 先輩 「合ってねーだろ!!」 ホッ 「先輩が溜め過ぎなんスよ!!!」 …て感じで、友好的な先輩後輩関係に軽くヒビを入らせつつ、先輩宅を後に したのでした。
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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ヤマハミュージックメディア
  • 発売日: 2013/06/18
  • メディア: 楽譜
さあ、予約しましたか!? 噂の『赤とんぼ』ももちろん収録されております。二重奏かどうか知りませんが。

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